決算仕訳を入力する前のデータを「翌年度更新」して当期の入力を進めていたのですが、今回、前期データに決算仕訳を入力したことにより、前期末と当期首の残高に差が生じてしまいました。

この場合はどうすれば良いのでしょうか?

「決算処理>繰越残高調整」を実行してください。
前期末と当期首の間に生じた差がワンクリックで埋められます。

「繰越残高調整」では開始残高と過年度残高の再セット、及び個別注記表の取り込みを行います。
【中期予算登録】を行った前期データを指定すると、【予算登録】に数値が取り込まれます。
■過年度明細 ■科目内訳書 ■減価償却 ■科目印刷割当 ■事業概況書 の取り込みを指定できます。

  ■処理手順
1. 当期データを選択してメニュー画面に進みます。


2. 「決算処理>繰越残高調整」を開きます。


3. 「選択する前年度データ」に現在選択中のデータの1期前のデータが表示されます。決算仕訳を入力した前期データを選択して「実行」ボタンをクリックします。
移行項目について *項目にチェックを入れるとデータを取込みます。
過年度明細 前期の仕訳を当期のデータに取り込みます。
3年会計機能』が有効な場合に、【総合比較損益計算書】【月次比較財務諸表】【3期比較財務諸表】【比較推移表】で前期(前々期)の残高をダブルクリックすると、前期(前々期)の元帳にジャンプできるようになります。
尚、前期の仕訳が取り込まれたデータでチェックを外した場合は前期の
仕訳を削除して、残高だけを取り込みます。
 
※3年会計機能を有効にするにはキーパークラブへの入会が必要です。
科目内訳書 前期データの勘定科目内訳書情報を当期データに取り込みます。
減価償却 前期データの減価償却を当期データに取り込みます。
科目印刷割当 【科目設定】の印刷設定で割当た情報を当期データに取り込みます。
事業概況書 事業概況書を当期データに取り込みます。

4. 確認画面で「はい」をクリックすると処理を実行します。


「繰越残高調整」は前期と当期の科目体系の一致が前提となります。以下の「整合性不一致(エラー)」が出た場合はメッセージを確認の上、当期データ(又は前期データ)を訂正してください。
当期・前期ともに科目体系を変更できない場合は「繰越残高調整」は行えません。「初期設定>開始残高登録」及び「財務分析>過年度残高登録」で直接残高を訂正してください。