車両を買い換えたところ帳簿価格80万円の車両を100万円で下取りしてくれました。
決算処理>減価償却にて「資産の売却」を登録して仕訳転送した場合は、どの様な仕訳を作成しますか?

   

キーパー財務では「決算処理>減価償却」から売却を仕訳転送した場合、下記の様に仕訳を作成します。

固定資産売却時の消費税は、その売却額(対価)に課税されます。
*減価償却を間接法で処理している場合の例です。

参考に売却損・除去損の仕訳例も記載します。


●取得額200万、簿価80万の車を100万で売却(売却益が発生した場合の例)
 
借方科目 消費税  貸方科目   消費税  金額   摘要
減価償却累計額 810(対象外) 諸口 810(対象外) 1,200,000 〇〇売却 
諸口 810(対象外) 車両運搬具 110(課税) 1,000,000 〇〇売却 
諸口 810(対象外) 車両運搬具 810(対象外) 1,000,000 〇〇売却
諸口 810(対象外) 固定資産売却益 810(対象外) 200,000 〇〇売却
現金 810(対象外) 諸口 810(対象外) 1,000,000 〇〇売却
金額は税込です。摘要欄の○○は登録資産名称が入ります。
 
取得額200万、簿価80万の車を70万で売却(売却損が発生した場合の例)
 
借方科目 消費税  貸方科目   消費税  金額   摘要
減価償却累計額 810(対象外) 諸口 810(対象外) 1,200,000 〇〇売却 
諸口 810(対象外) 車両運搬具 110(課税) 700,000 〇〇売却 
諸口 810(対象外) 車両運搬具 810(対象外) 1,300,000 〇〇売却
固定資産売却損 810(対象外) 諸口 810(対象外) 100,000 〇〇売却
現金 810(対象外) 諸口 810(対象外) 700,000 〇〇売却
金額は税込です。摘要欄の○○は登録資産名称が入ります。
 
取得額200万、簿価80万の車を廃車(徐却損が発生した場合の例)
 
借方科目 消費税  貸方科目   消費税  金額   摘要
減価償却累計額 810(対象外) 諸口 810(対象外) 1,200,000 〇〇徐却 
諸口 810(対象外) 車両運搬具 810(対象外) 2,000,000 〇〇徐却
固定資産除却損 810(対象外) 諸口 810(対象外) 800,000 〇〇徐却
摘要欄の○○は登録資産名称が入ります。