課税輸入取引を税込経理で処理したところ、消費税申告書「還付明細書(2/2)」の[①商品仕入高等]の[㋺課税仕入れにならないもの]に仕訳が反映されません。
対処方法を教えてください。


課税輸入取引を税込経理の場合は、「仕入(税コード810)-仮払消費税(税コード810)」で入力した仕訳(相手科目が消費税関連)は還付明細書に反映されません。

    ≪未反映の仕訳例≫ 
借方 貸方 金額 摘要
科 目 税コード 科 目 税コード
仕   入 810 現   金 810 100,000  輸入品本体分
仮払消費税 724 現   金 810 7,800  消費税国税分
仕   入 810 仮払消費税 810 7,800  消費税国税分
仕   入 810 現   金 810 2,200  消費税地方税分

還付明細書(2/2)の①商品仕入高等㋺欄には「仕入高(52xx)、材料仕入(5520)、労務費(5600)、外注費(5685)、製造経費(5700) かつ 相手消費税科目以外 かつ 消費税コード(540,810,910)の残高 +仕入高(52xx)、材料仕入(5520)、労務費(5600)、外注費(5685)、製造経費(5700) かつ 消費税コード(551,552,553,581,582,583)の残高を集計します。 

  相手科目に消費税関連以外の「諸口」を使用した仕訳にすることで仕訳が反映されます。
    ≪対処仕訳例≫ 
 
借方 貸方 金額 摘要
科 目 税コード 科 目 税コード
仕   入 810 現   金 810 100,000  輸入品本体分
仮払消費税 724 現   金 810 7,800  消費税国税分
仕   入 810 諸   口 810 7,800  消費税国税分
諸   口 810 仮払消費税 810 7,800  消費税国税分
仕   入 810 現   金 810 2,200  消費税地方税分