「繰越残高調整」で前年度データの取込を行いましたが、整合性不一致(エラー)が表示され取込が出来ません。どのように対応すればよいのでしょうか?
 
公開日:2013.05.18
前年度データと当期データの間に、勘定科目(補助科目)・部門・支店(施設)でコード・使用区分などの相違がある場合は、データの取込が実行できません。

<発生の要因例>
 ●決算修正などで前年度データの科目・部門などの削除・コード変更を行った
 ●当期データの科目・部門などの「使用区分」変更や「補助科目」の削除・コード
  変更などを行った
 
当期データでの科目・部門などの追加は除きます(取込可能です)
財務分析>過年度残高登録の[仕訳取込]で行う過年度取込も同様です。

  下記の例を参考に、エラー表示された「補助科目、科目、部門、支店(施設)コード」の前年度と当期を比較し、前期データのコードや使用区分に合わせるなど訂正してください。修正は支店(施設)、部門、科目、補助科目の順に確認をお勧めします。
 *当期を確定した前期に合わせる事を推奨します。その場合は取込完了後、元の当期に修正します。


  ■エラー表示例
1. 補助科目に相違・・・過年度データの補助科目コードが当期データに存在しない
*いずれかのデータで補助科目コードを変更(名称の変更は除外)
*当期データで補助科目の一部を削除
*当期(前期)データで補助を「使用しない(する)」科目を「する(しない)」に変更
  <例> 科目コード「1130」→ 当期データに補助科目が存在しない


2. 勘定科目に相違・・・前年度データの科目コードが当期データに存在しない
*いずれかのデータで科目コードを変更(名称の変更は除外)
*当期データで科目の使用区分を「使用しない」に変更
  <例> 科目コード「1130」→ 当期データに補助科目が存在しない
科目コード「1142、1127、2102」→ 当期に科目コードがない


3. 部門に相違・・・前年度データの部門コードが当期データに存在しない
*いずれかのデータで部門コードを変更(名称の変更は除外)
*当期データで部門の全部または一部を削除
*当期データを「部門管理を行う」に変更
  <例> 前期データのいずれかの部門コードが当期データにない
科目コード「1130」→ 当期データに補助科目が存在しない
科目コード「1142、1127、2102」→ 当期に科目コードがない


4. 支店(施設)・・・前年度データの支店コードが当期データに存在しない
*いずれかのデータで支店コードを変更(名称の変更は除外)
*前期データで支店の全部または一部を削除
*当期データを「本支店管理を行う」に変更
  <例> 前期データのいずれかの支店コードが当期データにない
前期データのいずれかの部門コードが当期データにない
科目コード「1130」→ 当期データに補助科目が存在しない
科目コード「1142、1127、2102」→ 当期に科目コードがない
   


 


 
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